気になって見たもの日記

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help リーダーに追加 RSS 下村尊則さん

<<   作成日時 : 2008/06/17 19:05   >>

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「異国の丘」の九重さんに荒川務さん、
という記事を見かけて以来、嫌な予感はしていた。
下村さんの名前で検索をすると、
「退団」という2文字でヒットする数がどんどん増えていた。
それがどうにも本当らしい、という話が真実味を帯びてきた。

荒川さんの舞台を見た方々の感想、そして四季のHPで写真が見えなくなった。
保坂さんの時と似ていると感じた。

あまりにショックだったので、「夢から醒めた夢」のCDを引っ張り出し、
下村バージョンと保坂バージョンを交互に聞いている。
2枚目の「夢から〜」は最初のモノローグを下村さんが話して歌っている。
1枚目のピコはもちろん全部保坂さん。
さまざま考えてしまう。

荒川さんのボチが見たくないわけではない。
「異国の丘」が持っている独特の世界を見たくないと思うはずがない。
でもなんか違うのである。
保坂さんや下村さんに四季を超えて「スター」になってほしいと言うわけではない。
(すでに私の中ではスターなのだが、
 ごく一般的にマスコミに取り上げられているという意味での
 「スター」にはあてはまらないと思う)
ただ、あの方々が出ていた舞台でもらった元気や勇気をもう一度もらいに出かけたとき、
キャストが変わっていることで、その元気をもらえずに終わっていることが最近あるのである。
確かに自分自身も変わっている。
それでも、「違う」と感じるのは何か、と考えずにはいられないのである。

私が最初に下村さんを見たのは、NHKの特集番組だった。
「ジ・オーデション」と名づけられたその番組のナレーターは池田裕子さん。
先ごろ亡くなったニュースを見た。
あの方の人生の波乱万丈としかいいようがない。…それはおいといて。

その番組は、「コーラスライン」のオーデションから舞台に上がるまでのドキュメンタリーだった。
実際のオーデション場面では、島田歌穂さんが写っていた。
市村さんはボビーを、保坂さんがヴァルを、
シーラには前田美波里さんで、ダイアナには野村玲子さん、山口祐一郎がマイクをやっていた。
今思うとものすごいラインナップだったんだな、と改めて思う。
そのとき、最初に落とされる役で出ていたのが下村さんだった。
インタビューで山田千春さんと一緒に
「一瞬自分が落とされたような感覚になる」
という話をしていた。

もちろんそのときは、下村さんがバトンの名手で、世界大会で入賞してたとか、
青森出身だとか、全く知らなかった。
この番組を録画した後、しばらく間があいて、
四季の舞台を見るようになった私が舞台で最初に下村さんをまじまじみたのは
「美女と野獣」のルミエール役だったように思う。
このときはあんまり目につかなかったけれど、次に見たのがスカーだった。
怖かった。
こんな人がいるんだ、とびっくりしてパンフレットを見たら、
あの番組に出ていた人だということがつながった。
あれから5・6年は経っていたと思う。
ほんの数年でこんなに大きな役を?とその努力にびっくりした。
そしてとどめは、ヘロデ王である。
あの金色のストッキングがあれほど似合うのはきっとこの人しかいないと思う。
ちょっとしか出番がないのに、あれほどのインパクト、かなりびっくりした。
そうこうしていたら、ハムレットである。
石丸さん=ハムレットはすぐに合致した。
綺麗な顔がその役にぴたっとはまるような感覚を持った。
だから、下村さんが全国公演でハムレットを演るというのはちょっとした衝撃だった。
「うそだ〜」
でもでも、見たら違った。
下村さんはハムレットだった。
この世を棄てているかのような、
石丸さんのハムレットより少し年上の、達観したハムレットだった。

すごいなあと思っていたら、ユタである。
実際の舞台で見たのは、道口さんだったが、
文化祭の劇のシナリオを書く手前、
下村さん版、光枝さん版の「ユタ〜」をくり返し見た。
ヒノデロは下村さんで当たりだと思った。
文化祭で演った当時の中学1年生の男の子は、
下村さんの真似をとことんやった。
バトンもどきの傘回しも何度も練習した。
それほど、あの役はインパクトがあるのである。

その後は、「ライオンキング」でスカーを演っているという日に、
隣でウエストサイドを見ていた。
「きっとまたいつか見れるだろう」と思って、少し残念な気持ちを抑えて…
そして最後になってしまったのは、
「JCS」ジャポネスクバージョンでのヘロデ王だった。
運良く京都にいた私は、助六版のヘロデを見ることができた。
なんて楽しそうに歌っているんだろう、とさえ思った。
イエスを嘲笑う、微妙な立場のヘロデが人力車で登場する場面では、
隣の席の見ず知らずの方も、一生懸命手を叩いていた。
熱演なのに、熱演をしているように見せない、そのすごさを感じた。

石丸さんのいなくなった後、ボチは下村さんかなあと思い、
今度はトラップ大佐かなあと考えていた矢先のことであった。

もちろん、今後どこかの舞台に立つ姿が見られることだろう。
でも、四季の舞台で、ジーザスで、ハムレットで、
下村さんを見ることが出来なくなってしまうと考えるとショックは大きい。
いつ、アルプにその記事が出てくるのだろう?
それを考えると、気が重くなってくる。

自分で書いた下村さんの記事は
こちら

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。私は下村さんのスカー(2回)とヒノデロとヘロデ王役をみました。どれもすごいですよね、下村さんの演技は他の人にないなんかオーラがある気がするんです(笑 最近見かけないので、もしや退団?と思ってたのですが、その線が濃いようですね・・・。ルミエールとか配達人とかハムレットもみてみたかったです。なんだか寂しく思います。 この記事に共感したのでコメントしてみました。
ゆりな
2008/06/18 19:22
はじめまして ゆりなさん。
スカーもヒノデロもヘロデさまも全く違うキャラクターなのに、同じ人とは思えない、ホント、オーラを感じますよね。
四季の舞台に行って下村さんに会えないのは本当に寂しいです。
また気が向いたら、読んでやってください。
コメントありがとうございました。
tizu
2008/06/19 09:03

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